トップメッセージ

株主・投資家の皆さまへ 代表取締役社長 上村 寛也 株主・投資家の皆さまへ 代表取締役社長 上村 寛也

皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。

当社グループ第97期中間報告書(2024年4月1日から2024年9月30日まで)をお届けするにあたり、ひとことご挨拶申しあげます。

当中間連結会計期間において、日本経済は、雇用や所得の改善が見られ、収益も高水準で推移する企業が多く、ひとまず緩やかな景気の回復が続いていますが、ロシアのウクライナ侵攻、パレスチナ問題、米中の経済摩擦、中国経済の不確実性などには十分注意する必要があります。また、少子高齢化により人手不足感が強くなっており、技術革新や人材投資等を進めて生産性を向上することは、益々重要になっています。

さて、当社グループの主要市場であるエレクトロニクス市場においては、スマートフォン、タブレット端末、パソコン向けの半導体や電子部品の需要に加え、データセンターやAIサーバー向けの需要が大きく伸びています。また、自動車業界においても、自動運転補助システム採用車の増加やIoTの進歩等により、益々多くの電子部品や半導体が使われるようになっています。この結果、当中間連結会計期間の連結業績は、半導体や電子部品向け表面処理用薬品の需要が好調で、前年同期実績に対し増収増益となりました。

今後の世界経済は、米国の大統領選や金融政策、海外紛争の行方、欧州の環境政策、中国経済減速の恐れなど、不透明な要素を含んでいますが、当社グループの主要市場である半導体や電子部品に関連する需要を中心に、これからも底堅く成長すると期待しています。

当社グループは引き続き、対処すべき課題に対応し、グループの総合力を最大限に活用しつつ、迅速な対応が出来る体制とし、現場主義に徹した二十一世紀に成長し続ける企業を目指します。

皆様におかれましては、引き続き変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう心からお願い申しあげます。

2024年11月