トップメッセージ

皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。
当社グループ第98期株主通信(2025年4月1日から2026年3月31日まで)をお届けするにあたり、ひとことご挨拶申しあげます。
当期における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景として、全体としては緩やかな回復基調が見られました。一方で、米国の通商政策の影響による景気下振れリスクの高まりや、物価上昇の継続、中東情勢の影響によるエネルギー価格の上昇、金融・資本市場の変動などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。
当社グループの主要市場であるエレクトロニクス市場におきましては、生成AI関連分野を中心とするサーバー需要が引き続き市場を牽引しました。また、カーエレクトロニクス分野では、自動車の電動化や自動運転技術の進展を背景に、車載用パワーデバイスやADAS(先進運転支援システム)関連の需要が堅調に推移しました。
この結果、当期の連結業績は、表面処理用資材事業において、主力のパッケージ基板向けのめっき薬品の需要が堅調に推移し、売上高、営業利益ともに前年度実績を上回る結果となりました。
今後の我が国の経済環境につきましては、雇用・所得環境の改善を背景により、個人消費の持ち直しが期待される一方で、地政学的リスクや金融市場の変動、米国通商政策の動向などから、先行き不透明な状況が続くと見込まれます。
エレクトロニクス市場においては、メモリ需給の逼迫により、パソコンやスマートフォンなど民生分野への供給に影響が生じる懸念があるものの、AI関連分野では先端パッケージ基板を中心に、引き続き需要の拡大が期待されます。
このような環境下において、当社グループは市場の変化に迅速かつ柔軟に対応するとともに、グループの総合力を最大限に発揮できる体制づくりを進めてまいります。あわせて、現場主義を徹底し、持続的な成長を続ける企業を目指してまいります。
皆様におかれましては、引き続き変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう心からお願い申しあげます。
2026年6月