テクニカルレポート79
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接して来客応接室を配置しました。2階の事務室は整形でレイアウトの変更に対応しやすく、大会議室は可動式パーテーションで2部屋に区切って運用しています(写真3)。3階は眺望を活かし、屋上緑化に面した明るい食堂、社長室、応接室、書庫を配置しました。倉庫棟とは1階の職員入口からアクセスしやすい構成です。■アメニティ・オフィス職員の主導線となる中央階段からは倉庫壁面を利用した壁面緑化が見え、癒しの環境を創出しています。緑のある中央階段に面して給湯コーナーや食堂を配置することで社内コミュニケーションを促す構成となっています(写真4)。最上階の3階に職員食堂を配置することで、周辺住宅へのプライバシーを確保しながら開放的な厚生ゾーンが計画されました。食堂に面した屋上庭園には、旧事務所棟屋上にもあったお稲荷様を祀り、今後の名古屋支店の繁栄を祈っています(写真5)。■グリーン・オフィス事務所棟南側を低層とすることで、西側住宅への日照、圧迫感を軽減しています。低層とした所に屋上庭園を整備し、緑に面した食堂で休憩を取ります(写真6)。実験室は高窓にすることで、採光を確保しつつ周辺からの視線をコントロールしています(写真7)。実験では薬品を使用しますが、実験台には手元排気装置、フード型排気装置を設置、めっき装置もフード写真53階屋上庭園とお稲荷様写真3可動式パーテーションで分割できる大会議室写真63階食堂から名古屋駅ビル群の眺望写真7外部からの視線カットしつつ採光を確保した明るい実験室写真4中央階段と2階共用スペースUYEMURATECHNICALREPORTSNo.79.2020新名古屋支店の紹介35

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