1)50mL有栓メスシリンダーに各前処理液 を20mL入れ,作業温度に昇温する.2)10回程度大きく振った後,液面からの泡 高を定規により測定する.3)3分後,液面からの泡高を定規により測 定する.Solution0 min3 minBabble15129630 液面からの泡高 (cm): 0 min: 3 minアルカップ®MDPアルカップ®MCA4おわりにアルカップⓇMCAを酸洗に添加することにより、低粗度形状の樹脂基材に対して、触媒の吸着量を大幅に向上させることを可能とした。また、樹脂およびガラス上の触媒の吸着量を増加させるが、銅上への触媒の吸着が少なくなるため、BVH内の内層銅とめっき皮膜間で高い接続信頼性が得られる。さらに、アルカップⓇプロセスの触媒付与工程におけるプレディップ工程が不要となることで、無電解銅めっき前処理の工数削減ができ、プレディップ液の持ち込みがなくなりアクチベーター液の浴の安定化にも寄与すると考えられる。アルカップⓇMCAは、これらの特性を生かし、電子機器の高密度化や通信信号の高周波化に対応したSAPおよびMSAP基材によるパッケージ基板製造の市場拡大に期待される。参考文献1)真子玄迅,表面技術,65(8),349(2014).2)西城信吾,表面技術,65(8),368(2014).3)渡辺充広,杉本将治,本間英夫,表面技術,58(12),774(2007).図6起泡性評価概要図7起泡性評価結果30
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