テクニカルレポート79
25/38

作業性については、従来から大きな変化はなく、既設のめっきラインでの展開が比較的容易である。また、通常のENEPIGとの工程併用も可能となるため、切り替え需要も期待できる。ThinNiENEPIG工程は、ENIGおよびENEPIG工程の標準的なNi膜厚を薄膜化によって微細な配線に対応し、信頼性は同等以上を維持しつつ、コスト削減要求に寄与する。モバイル機器向けハイエンドパッケージ以外でも需要は拡大していくことを予想している。参考文献1)小田幸典,表面技術,58(2),109(2007).2)前田剛志,表面技術,68(9),498(2017).3)田嶋和貴,表面技術,62(8),387(2011).4)笹村哲也,UYEMURATECHNICALREPORTS,77,9(2018).小物部品専用全自動めっき装置フロースループレーターRP-2新発想·技術革新による高速回転めっき装置ユニークな構造と優れためっき性能で高い評価を得てきたRP-1は、需要家の皆様の強い要望に答えて全自動運転対応型のRP-2に生まれ変わりました。■特長◇高電流密度(高速)めっきができます。◇フィルター変更により微粉体(10~50µm)のめっきが可能です◇液の持ち出し/持ち込み量及びガス/ミスト発生量が従来装置と比較すると極端に減少します。◇第1めっき、水洗、第2めっき等の一連の工程が1つのモジュールで行えます。◇処理量が増加すれば、モジュールの追加により対応できます。◇試験·研究用装置としても利用できます。UYEMURATECHNICALREPORTSNo.79.2020ThinNiENEPIG工程対応無電解ニッケル浴ニムデンⓇNPR-15の紹介25

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る